「華氏451度」って内容が難しそう。読み切る自信がないよ…
「華氏451度」を読み始めたんだけど、わかりにくくて挫折しそう…
こんなお悩みにお答えします！
「華氏451度は読みにくい」を解決する3つの方法
レイ・ブラッドべリによって書かれたSF小説『華氏451度』。
刊行から約70年経った今でも、世界中で読まれている名著です。
一方、難解ともいえる表現や世界観の独特さから「読みにくい」と言われることも少なくありません。
ぶっちゃけぼくも序盤で挫折しかけました…
しかし、ある方法で挫折を回避し、物語を楽しむことができたのです。
そして読んだ後に感じたのは、
- これは文句なしの名著だ
- この本にはたくさんの学びがある
- だからみんな読むべし！
ということでした。
というわけで今回の記事は、難解とも評されることもある『華氏451度』を読みやすくする3つの方法を解説します。
この記事を読んで実行することで、歴史的な名著を挫折することなくたっぷり味わうことができます。
そうすれば、あなたの人生はより一層深まることでしょう。
「華氏451度は読みにくい」を解決する3つの方法
さっそく結論から言います。
『華氏451度』を圧倒的に読みやすくする方法は以下の3つです。
- 新約版を読む
- あらすじを頭に入れてから読む
- 耳読をする
順に解説します。
①新約版を読む
まず最初は「新約版を読む」ということです。
華氏451度には旧約版と新約版が存在します。
「読みやすさ」という視点で言えば、圧倒的に新約版がおすすめです。
旧約版は1964年に刊行されているのに対し、新約版は2014年に出ています。
だから、そのぶん新約版は表現が現代的で読みやすいんです。
特に文中の会話は旧約版と比べると、テンポが良くてすんなり入ってきます。
約50年の差は…デカい！
また、主人公であるモンターグの職業を、火を消す「消火士」ではなく、「昇火士」と表現したのは名訳。
この方が「本を燃やして先人の思いや記憶を無いものにしてしまう」という意味が加わって、より深い表現になってます。
このように、
- 読みやすさ
- 表現の巧みさ
を比べると、旧約より新約版の方が勝っていると思います。
特にこだわりがないのであれば、インプットするのは新約版一択でいきましょう。
➁あらすじを頭に入れてから読む
華氏451度を読みやすくするための方法。
2つめは「あらすじを頭に入れてから読む」です。
華氏451度で描かれている世界観はかなり独特。なので、物語のおおまかな流れを理解しないで読んでいると、
「この人だれ？」
「この言葉どういう意味？」
など、数々の？？が浮かんできます。
そして、しだいに話の流れがつかめなくなり、挫折の原因になってしまうんです。
ぼくも第一部の前半でちんぷんかんぷんになり、挫折しかけました。
でもそのあと、あらすじや設定などの知識を入れてからもう一度見直したら、話がすんなり入ってくるようになったんですよね。
華氏451度のあらすじや設定については、こちらのYoutube動画がとてもわかりやすい。
全部見るとネタバレになってしまうので、第一部を解説した部分（はじめから7：11くらいまで）を視聴するのがおすすめ。
動画を見てから実際の文章に触れると、あら不思議！？
話が圧倒的に入ってきやすくなっているはずです。
③耳読をする
さて、最後の”華氏451度を読みやすくするための方法”は、ズバリ！耳読することです。
ぼくが華氏451度を読み切ることができた最大の要因がコレです。
字を読む読書と違い、耳読することのメリットは
- 聴くだけだからラク
- ながら聴きができる
- むずかしい部分は流し聴きできる
などがあります。
耳読は”ながら聴き”で気楽にインプットできるので、ちょっと難解な小説であってもサラっと聞けちゃうんですよね。
読書のハードルがめちゃ下がる！
ぼくがこの本を読むときに使っていたのは「オーディブル」というAmazonが提供している耳読アプリ。
もし使ったことがなかったら、30日間は無料体験ができるのでぜひチャレンジしてみてみましょう。
オーディブルで無料体験する体験方法については以下の記事で詳しく解説しています。
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まとめ
難解とも言われている名著「華氏451度」を圧倒的に読みやすくする方法は
- 新約版を読む
- あらすじを頭に入れてから読む
- 耳読をする
の３つでした。
この小説には、令和の世を生きる私たちにも伝わる深いメッセージがちりばめられいます。
だからこそ、「読みにくそう」「とっつきにくそう」という理由だけで、読むことをあきらめて欲しくないのです。
「本を燃やして、人々の意志を奪う世界」を描いた本作にふれることで、逆に読書のすばらしさ、奥深さを感じてもらえたらうれしいです。
ではまた！
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