介護の仕事

特養からデイサービスへ転職して感じた3つのメリットとデメリット

介護士Aさん

特養からデイサービスに転職したら、どんな変化があるの?経験者の意見が聞きたい。

サバトラ

こんな疑問にお答えします!

どうも!当ブログの管理人サバトラ(@sabatorablog)です。

ぼくの本業は介護士(4年目)。
先日、3年半勤めた特養(特別養護老人ホーム)を退職し、現在は高齢者向けのデイサービスで働きはじめました。

今回の記事はそんなぼく自身の経験をふまえて『特養からデイサービスに転職して感じたメリットとデメリット』を語ります。

  • 特養からデイサービスの転職ってどんな感じ?
  • どんなメリット・デメリットがあるの?

という疑問をお持ちの方は参考になると思います。ぜひご覧ください。

特養からデイサービスへ転職して感じた3つのメリット

まずは結論から言います。

ぼくは特養からデイサービスに転職して、めちゃくちゃ良かったと思ってます。

それは以下の『3つのメリット』を感じているからです。

  1. 生活リズムが安定した
  2. 身体の負担が軽減した
  3. 残業がなくなった

一つずつ説明しますね。

メリット① 生活リズムが安定した

デイサービスに入ったことで得た1番の恩恵は、生活リズムが安定したこと。

というのも、以前勤めていた特養は

①7:30〜16:30
②9:30〜18:30
③11:30〜20:30
④16:30〜翌日10:30(夜勤)

という4つの勤務形態があり、日によって出勤時間がバラバラ。

当然寝る時間、起床時間は不安定になり、家族でゆっくりする時間も限られていました。

月5〜6回はあった夜勤も、生活リズムが乱れてしまう要因の一つでしたね。

一方、デイサービスの勤務時間は、ぼくの施設では8:30から17:30までの日勤業務のみ

そのため、毎日早寝早起きができるようになり、体調はすこぶる良いです。

サバトラ

毎晩、家族そろって晩ご飯が食べられる!

デイサービスで勤務で、生活リズムが超安定し、家族との時間も増やすことができました。

メリット② 身体の負担が軽減した

二つ目のメリットは、身体への負担が軽減したことです。
特に腰はかなりラクになりました。

特養では、毎回の勤務が腰痛とのたたかいでした。

基本的に特養の利用者は、介護度3から5までの、介助が必要な頻度が高い方しか入れません。

なので、こちらが身体的な介助をする場面が多くなるわけです。

トイレや入浴、ベッドで寝たり起きたり‥など、こちらがガッツリ抱えないといけない方がけっこういて、常に腰痛に悩まされてました。

サバトラ

コルセット(腰痛対策ベルト)が必須だったね…


一方デイサービスはというと、そこまで介助が必要ではない方が多い。

もちろん身体的な介助が必要な方もいますが、人数は知れてます。

特養のハードさを経験した後では、まったく苦ではないレベルです。

サバトラ

腰はだいぶラクになった!

メリット③ 残業がなくなった


特養からデイサービスへの転職。
3つ目のメリットは、残業が激減したことです。

特養では、慢性的な人手不足。

その影響で、サービス残業も含めると月30〜40時間くらいの残業がありました。

定時で帰れる日は、月に1日あるかないか?くらいの頻度。

サバトラ

正直かなりキツかった‥


この状況がデイサービスでは激変。
残業はほぼなくなりました。

転職先は、以前の反省を活かし、離職率が低いホワイト施設を選びました。

残業しなくても業務が定時で終わるような仕組みがちゃんとできています。

また、人手が潤っているのも、NO残業な理由です。

サバトラ

みんな定時になったらソッコーで帰って行くよ!

特養からデイサービスへ転職して感じた3つのデメリット

以上の理由で、ぼくは特養からデイサービスに転職してよかったと思ってます。

しかし逆に、以下のような「これはデメリットだな」と思う部分ももちろんあります。

  1. 給料が下がった
  2. 利用者に気を遣う場面が増えた
  3. 車の運転で事故リスクが増えた

順に説明していきます。

デメリット① 給料が下がった

まず思いつく一番のデメリットは、給料が下がったことです(泣)

特養の時と比べると、だいたい10~15%減になりました。

残業手当と夜勤手当がなくなったことがその原因といえます。

もちろん給料減は前もって覚悟していました。

その上で、からだの負担の軽減や、家族との時間を増やすことを選んだわけです。

サバトラ

お金よりも、健康がだいじ!

また、減った分の収入は、別ルートで回収できるような取り組みを現在模索中です。

サバトラ

副業をガンバル!

デメリット② 利用者に気を遣う場面が増えた

デイサービスに転職して感じた二つ目のデメリットは、利用者に気を遣う場面が増えたということ。

デイサービスの利用者さんは、特養に比べて身体も認知機能もしっかりしている方が多いです。

ですので、身体的な介助はラクなのですが、声かけや介助方法を気をつけないと、すぐにクレームになってしまいます。

もちろん特養でも、利用者さんの意思や希望に沿った関わりをしなければならないのは同じ。

だだ、デイサービスでは、利用者の反応がよりダイレクト。
その分いろんな面に配慮が必要なんです。

しかし、逆を言えば、こういった気配りができるようになれば介護士としてのスキルは上がるということ。

サバトラ

レベルアップのチャンスや!

デメリット③ 車の運転で事故リスクが増えた

最後のデメリットは、車の運転をすることになり、事故のリスクが増えたということ。

ぼくが入職したデイサービスは、職員が利用者を自宅まで車で送迎しています。なので、車の運転は必須。

施設の周りはクルマや人通りも多い。だから常に事故のリスクがあるわけです。

もし事故を起こして、利用者に何かあれば、運転者が責任を問われることもあります。

ただ、車の運転が苦にならない人にとってはそこまでデメリットには当たらないかもしれませんね。

サバトラ

ぼくは割と神経質な性格なので、めちゃくちゃ気をつけてハンドル握ってます

ちなみに、施設によっては、送迎専門の職員がいたり、車の運転ナシの契約で働けるところもあります。

だから、運転は必ずしなければならない、というわけではないです。

まとめ

以上、特養からデイサービスに転職して感じたメリットとデメリットについてでした。

ぼくはデイサービスに転職して、良い変化がたくさんありました。
ただし、やはり仕事なので、それなりにしんどい部分もあるということですね。

これからデイサービスで経験を積むことで、ラクになる部分、しんどくなる部分、いろいろ出てくるとは思います。

まぁ、無理せずほどほどにがんばっていこうと思います。


今回の記事が、どなたかの参考になれば幸いです。

それでは、また!


40代・未経験で介護士として「特別養護老人ホーム」に転職した僕が思う、3つの大変なこと・良かったこと