『時間術大全』って本がベストセラーみたいなんだけど、どんな内容なの?
その疑問にお答えします!
どうも!読書大好きブロガーのサバトラ(@sabatorablog)です。
結論から言いますが『時間術大全』はめちゃめちゃためになる本です。
時間術の本って、世の中にたくさん出てますよね。
ぼくも多数読んできましたが、その中でもとりわけ『時間術大全』は分かりやすく、実践しやすい内容が詰まってます。
時間に関する悩みを持つ人は読んで損ナシ!
というわけで今回の記事は『時間術大全』の要約と、本に紹介されていた「時間ワザ」を実践してみた感想を語ります。
この本に興味がある方はもちろん、他にも
- 時間に追われる生活、どうにかならないのかな
- やりたいことがあるんだけど、時間がなくてできない
などのお悩みがある方は参考になると思います。ぜひご覧ください。
『時間術大全』の要約
作者の紹介【Google×YouTube出身の「時間オタク」】
この本の著者は「ジェイク・ナップ」と「ジョン・ゼラツキー」というアメリカ人の二人。
彼らはGoogleやYouTubeなどのテクノロジー業界で、開発や改良に関わってきたプロダクトデザイナーです。
二人は自分たちのことを「時間オタク」と呼びます。
なぜなら、自社のコンテンツをできるだけ長い時間使ってもらうためにどうすればいいか日々考え、改良を重ねまくっている「時間の専門家」だから。
人の行動や時間の使い方を知りつくした”プロ中のプロ”が書いた本ってわけ
現代人の「時間がない」2つの原因とは?
- 毎日忙しくバタバタしてるけど、1日が終わった時に「今日は1日何をしたんだっけ?」となってしまう
- 「やりたいなぁ」と思っていることが、忙しい日々に忙殺されて、できないままでいる
この記事を読み進めようとしているあなたなら、きっとこんな経験があるんじゃないでしょうか?
著者は現代人が抱えがちな、このような悩みの原因が大きく2つあるといいます。
それが「多忙中毒」と「無限の泉」です。
忙しいことをよしとする考え方。
職場での要望や、社会での務めを果たすため、つねに生産性の高さを保ちつづけてしまう。
そして、他の人に遅れをとらないようにするため、うまくペースが落とせない。
スマホアプリ(SNS、YouTubeほか)や、ネットフリックス動画など、コンテンツがたえず補充されるもののこと。
いつでも気軽に利用可能なエンタテイメントは、忙しさに疲れている人にとって、最高の「ごほうび」になってしまっている。
多忙中毒によって疲れたところに、無限の泉が入りこんでくる。
ついつい見入ってしまい、時間が溶けていく…。
この悪循環が、現代人の「時間がない」原因だというのです。
たしかにっ。
口では「忙しい」と言っていながら、ムダにスマホ見てることってよくあるよね~
『デフォルト』を変更せよ
では、この「時間がない」問題にどう対処すべきなのでしょうか?
著者はデフォルトの変更が必要だと言います。
デフォルトとは、スマホやパソコンなどを買ったときに、もともと採用されている『初期設定』のこと。
仕事や家庭生活においても、このデフォルトは存在します。たとえば…
- 来たメールはすぐ返信しないといけない
- 仕事なんだから、多少バタバタするのは当たり前
- 家の掃除は毎日、自分できっちりしないといけない
などなど、自分で「これはこうだ」と勝手に決めつけてしまっている考え方。
このデフォルトを変えなければ、問題の根本は変わらないというわけです。
スマホの壁紙を変更するみたいに、自分の考え方も変えて、人生をデザインし直すイメージだね。
『メイクタイム戦術』で人生を有意義に
著者の二人は、「多忙中毒」や「無限の泉」を避け、デフォルトを変更して、人生において一番大事なことに集中するための方法を模索します。
そして数年間の試行錯誤ののち、あみだしたのが『メイクタイム戦術』です。
メイクタイム戦術とは
- ハイライト
- レーザー
- チャージ
- チューニング
という、彼らが名付けた4つのステップを毎日くりかえすこと。
超カンタンに各ステップを説明すると、
- ハイライト
その日に最も優先するべきことを決める - レーザー
決めたハイライトに集中する - チャージ
集中力維持のため、エネルギーを蓄える - チューニング
1日の終わりに振り返りのメモをとる
という流れです。
イラストで表現するとこんな感じかな。
時間術大全には、このメイクタイム戦術の4つのステップに応じた時間ワザが何と!87個も収められています。
一つ一つのワザの紹介は、実際に本を手に取って見てもらった方が良いと思うので、ここでは省略します。
でも、一つ言えるのは、どれもぼくたちの生活の中で応用できそうなワザばかりだということ。
この「ちょっとがんばればできそう」って思わせる気軽さが、時間術大全の大きな魅力!
時間術大全の感想【ワザを実践して変わったこと】
さて、そんな気軽に取り組めそうな時間術が詰まった本書。
わたくしサバトラも本を読んで、いくつかの時間ワザを実践してみました。
以下はぼくが、
- どんなワザを実践してみたのか
- それによってどんな変化があったのか
について記していきます。
「気が散らないiPhone」の効果はバツグン!
一番最初にとりかかったのは、戦術17の『気が散らないiPhoneを試す』という項目。
この戦術をカンタンに言うと、「気が散りそうなスマホアプリを消去して、気軽に見れなくする」という超シンプルなもの。
シンプルだけど、なかなか勇気がいりそう…。
でもやってみなければ現実は変わらない!
と意を決し、インスタグラムやフェイスブック、Twitter、YouTubeなどのアプリを思い切って消しました。
初めは、いつも開いていたアプリがないので、なんとも手持ち無沙汰な寂しい想いがありました。
でも、2~3日すると慣れてきて、「別に見なくてもいっか」という気持ちの変化が。
SNSやYouTubeは、単に習慣で見ていただけ。ぼくにとって本当に必要な情報はほとんどない
という事がよくわかりました。
戦術を試してから1年以上経った今。
どうしても必要なTwitterだけはインストールしなおしたものの、他のアプリは消したまま。
消去したアプリは、必要な時にその都度ログインして見るというスタイルにしていて、これでぜんぜんいけています。
アプリを消して浮いた時間は…合計すると100時間以上!効果はバツグンっす!
朝型人間になって集中力アップ
戦術14の『朝型人間になって集中力アップ』も役にたちました。
それまで、やりたいことをやる時間(ぼくの場合、このブログの執筆)は、空いている時間にちょこちょこやる。という感じで、特に固定はしていませんでした。
本書を読み、状況を一新。早朝をメインの作業時間にすることに。
実際やってみると、朝活は
- 頭がスッキリしている
- 子供の邪魔が入らない
- とても静か
- メールやラインが来ない
など、いろんなメリットがあることが分かりました。
集中力がアップして、めちゃくちゃ作業がはかどる~!
朝活習慣はその後もずっと続いていて、今や完全に朝型人間になっています。
リアルフードを食べておやつの罪悪感が激減
チャージ戦術の一つとして紹介されている「リアルフードを食べる」という項目も実践してみました。
野菜・果物・肉・魚・ナッツなどの、加工されていない食材のこと
以前のぼくは、夕食後にポテトチップスやじゃがりこをつまんで食べるのが習慣化していました。
「これって、身体には良くないよなぁ」
と思いながらも止められないまま…。
本を読んで、一念発起。
夕食後のポテチの替わりにミックスナッツ(塩と油不使用)を食べるように変更しました。塩っ辛さはないものの、ポリポリとした食感はあるので、これで十分満足できました。
しかも、「身体にいいものを食べてるんだ」という感覚があり、ポテチの時のような罪悪感を感じなくて済むという、気持ちの上でのメリットも。
ちなみにミックスナッツの価格はポテチと比べると2~3倍します。
でも、1袋(約200g)で2~3週間もつので、結局スナック菓子を買うよりもトータルは安く済むんですよね。
コスパいいし身体とココロにもやさしい、ナッツは一石三鳥のおやつだ!!
まとめ:まずは興味がわいた戦術を試してみよう
時間術大全はその名のとおり、色々な誘惑を避けながら、ほんとうに大事なことに集中するための時間術が「これでもか!!」と紹介されている本です。
ただ、そのワザを全部、そしてカンペキにやる必要はない。
というか、できない…よね
なので、「これだったらできそう」とか「ああ、これできたらいいなぁ」など、あなたの興味をそそるものから試しにやってみるくらいがいいと思う。
気軽にやってみて、それが習慣になったら儲けもの。
あなたの人生は、少しずついい方向に変わっていくでしょう。
そんな、人生を変える可能性を大いに秘めた『時間術大全』
ぜひ読んでみて、気になるワザを実践してみてほしい!!